メンタルが低下するときの傾向
五月病が起こる原因とは
大学の新入生や新社会人、転職で年度変わりの4月から新しい環境で過ごす人にとって、新しい環境に上手く適応できない状態に陥るのがいわゆる5月病です。
ちょうど、ゴールデンウィークの明けるころ、うつや不安感、無気力や食欲不振になり人と関わるのがしんどくなるときがでてきます。
これは、慣れない環境の中で受けたストレスが原因と予想できますが、全員が5月病になるわけではありません。
この時期にメンタルが低下してしまう人に共通して考えられるのは、環境の変化による食生活の乱れやアルコールの摂り過ぎなどです。
歓迎会でお酒を飲む機会が増えたり外食が増えたり、慣れない環境のなかのプレッシャーで、交感神経が優位になっている状況で不規則な食事が加われば血流の停滞で心身がむくまないわけがありません。
4月に新生活が始まった人の心身がちょうど慢性的なむくみとして感じ始めるのが5月なのです。
気力の低下に悩まされたときは、食事と血流を改善する副交感神経の働きを保つリラックスタイムをとるようにして、自律神経のバランスを整え気力アップを図ることをおすすめします。
イライラの原因、実は腸にある
腸は、外から受ける外科医の刺激に反応し絶えずストレスを感じています。食べ物の消化吸収だけでなく、感情の起伏にまで影響がでるのです。
心(感情や気持ち)は、脳が生み出すものと思っている方も多いかもしれませんが、心と深く関係しているのは実はお腸という事実にはあまり気づかないことかもしれません。
イライラしたり、気持ちが落ち込みがちなときの体の状態は以下になります。
腸の炎症(便秘も含む)⇒血流の悪化、栄養の消化吸収、排泄が滞り全身にきれいな血がめぐらず細胞の活動である代謝活動が滞る。血流を促す副交感神経の働きが低下し、交感神経優位の状態が続き自律神経の乱れで様々な不調を感じる。
イライラしやすい、せっかち、神経質、心配性、まじめな性格の方は、自律神経の働きがアンバランスでストレスに弱く心が不安定な傾向であることがわかります。
努力家の人も、自分に過剰なプレッシャーを強いるのでその影響が朝のむくみとなってあらわれます。
体(腸)の働きに目を向けず、心(イライラや気持ちの低下、うつなど)の不調に対応しようとするのはとても難しいことです。問題が体(腸)にあるならば、食事からアプローチしていけますがこの視点がないと薬で解決しようとする傾向になります。
下剤を飲むだけで便秘が解決できないように、メンタルの問題にも別の視点、思考の切り替えが必要になってきます。
腸の状態が回復することで、心の状態も回復・安定し、イライラが減り怒りっぽかった性格が穏やかになりゆったりと行動できるようになります。
感情が安定していくると、自分を客観視して見つめることができるようになり忙しさに呑み込まれなくなっていきます。
食事のとり方を見直し、体(腸)のむくみを回復できたら結果として心も落ち着きスムーズに自分を変えられてメンタルの低下も改善に向かいます。
自律神経の本当の意味、働きを知るとバランスを保つことが人の体にとっていかに大切かを知ることができます。