体のむくみが心のむくみにつながる
体のむくみは心がむくんだ状態である
体が変わると心も変わる、そのような体験をしたことはありませんか?
たとえば、疲れていてやる気が起きなくても、睡眠を取って目覚めた朝はすっきりやる気もみなぎる。逆に睡眠不足で体がだるかったり疲れがとれないと頭も重たく集中力もダウンする。
体のむくみというのは、ストレス(体や心にかかる何かしらの負荷、圧力)によるメンタルの低下をいいます。
体がむくんでいるということは心も本領を発揮できず体と連動した状態でになり、むくみを引き起こしてしまいます。心と体はつながっていますから、むくみを上手にケアしていかないと、どちらもおぼつかなくなっていきます。
体と心のむくみをつなげる自律神経のトラブル
自律神経という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。一般的に、交感神経と副交感神経があり、交感神経は日中活動してるときに働き、副交感神経はリラックスするときに働く、どちらも自分の意思とは関係なく働く神経、といった解釈までは広まっているように思います。
アクセル(交感神経)とブレーキ(副交感神経)を上手に使い分ける、これが体と心のむくみをケアする要になります。
交感神経が働いているとき、体内では血管が収縮し緊張状態になるのでアクセルを踏んでいる状態、集中したり頑張ったり何かを一生懸命しているときに交感神経が働きます。
いつも頑張ってアクセルばかり踏んでいたら、血流はどんどん巡りにくくなり体のむくみを起こします。
同じように、心のむくみも交感神経が働いているときに起こります。
「交感神経の緊張=血流の停滞」、つまり栄養の供給と老廃物の回収が滞り、体に負荷もかかると肩こりや頭痛、腰痛、冷え性といった不調が起こります。
そのことであちこちが痛んだり疲れたり気分もすっきりしなくなり、心のむくみも起こります。アクセルを踏みっぱなしだと体に負担がかかり心の切り替えができなくなってくるのです。
まずは心と体のつながりを理解しよう
このように、交感神経ばかりが優位になっているとリラックスする時間がなく体がむくみ心にも不調をきたすことが分かります。
忙しいときこそアクセルをゆるめてブレーキを踏み副交感神経を働かせることでリラックスモードに切り替えて、緊張をゆるめてむくみを解放するのが自分自身の電池切れを防ぐコツです。
実際に仕事ができる人、忙しくても元気な人はこのねじを緩めるコツをしっかりつかんでいるのです。体と心のつながりがわかると、疲れきって体がもたなくなくなる前にまた頑張るためのブレーキをしっかりかけるようコントロールできるようになりますね。