■ストレスが作るむくみの習慣
むくみの正体は血の巡りの悪さ
朝起きると顔がむくんでいたり、夕方になると足がむくんで靴がきつくなるような経験を一度はしたことありませんか?
体がむくむのは、体内に余分な水分が溜まってしまうことが原因です。この水分とは、もともと血液に含まれる成分で血管から体液へと流れ細胞と細胞の間を行き来しながら細胞に栄養や酸素を運んだり老廃物を排出させたりしています。
体の代謝をスムーズにする働きをするなくてはならないものですが、不摂生が続くと体の水分(血液・リンパ液やその他の体液)、いわゆる血流が滞り細胞と細胞の間に水がたまりむくんでしまうのです。
女性に、足のむくみを感じる割合が高いのも、この血流の停滞が原因です。女性は、男性に比べて筋力が弱いため、心臓に血液をうまく送り返せずにふくらはぎのあたりに血液が溜まってしまいます。
ふくらはぎから下の足首や足もむくみ、靴を履くときにパンパンになるといったことが起こるのです。ではこの血流の停滞はどんなことから起こるのでしょう?
生活習慣の乱れで体がむくむ
血のめぐりが悪くなってしまう原因はどこにあるのでしょう?ひとつには、不規則な生活習慣を見直すことがあります。
ダイエットのために極端な食事制限をしたり、食べ過ぎたり、夜遅くに食事したり、そういった食事の乱れが重なると血流は悪くなり体はむくんでしまいます.
上記は一つの例ですが、他にもストレスや睡眠不足、運動不足が原因なのか?考えられることはありますが、そのようなこと1つ1つをバラバラに見ているとむくみの肝心の要が見えなくなってしまいます。
むくみの背景にあるものに目を向けてみよう
人はなぜむくむのか?
それは、血流が滞っているように、生活のどこかで流れが滞っていることに他ならないのではないでしょうか。何かが邪魔をして日常生活がうまく流れない。そのうまく行かない流れを見つけて抜け出さないと体だけでなく心もむくんでしまうのです。
むくんだ場所だけを見てそれをなくすことにとらわれずにその背景にあること(体全体のめぐりをよくすること)に目を向けるようにすることが大切なのです。
一般的に、足がむくんでいるとふくらはぎをマッサージしましょうというように解釈しますが、その場所だけをほぐしてもその場しのぎにしかなりません。
自分の生活を変えるといっても、難しいと思いますがむくみの原因である血流を良くすることがまずは大切です。
むくんでいる場所にだけではなくは体全体に視野を広げてみていくことで、体も変わり心も変わり生活そのものもすっきりした感覚を取り戻せるようになるでしょう。
「体と心の変化で生活も変わる」というつながりを意識するようにこころがけてみてください。