体の衰えと脳の老化、原因は背骨のゆがみにある
筋肉の緊張で体の機能が鈍くなる
「疲れがとれない、体が重い、なんだか忘れっぽい」、日々の生活に追われていると、知らずと疲れをためてしまい体の不調を感じながらも過ぎてしまうといったことがあると思います。
元気な時にはスムーズに流れている体内の血液・体液の流れも、疲れてくると流れが悪くなってしまいます。体内では、老廃物が溜まり排泄機能も低下して、「体が正常に働く機能」が衰えるので筋肉もカチコチに硬くなってしまいます。
その硬くなってしまうなかでも特に気をつけたいのが背骨を取り巻く背中の筋肉の疲労です。
背骨が硬くなると、脳の指令を内臓に知らせる自律神経のバランスが崩れて体と脳は常に緊張した状態になります。
背骨の間を通る神経が圧迫されて神経の伝達が邪魔されてしまうからです。筋肉が硬くなると柔軟性や弾力がなくなるので栄養を届ける血液を運ぶ血管は狭くなり血行を悪くします。
すると、脳は血流不足(栄養不足)で働きが弱くなり、記憶をつかさどる脳が元気でいられなくり物忘れや覚えられないといった症状として体が感じるようになります。
また、背骨は、硬い筋肉に引っ張られてゆがむだけでなく、パソコン作業やデスクワーク、家事など前傾姿勢の動作が中心の生活になると知らずと猫背になり前面の肺や胸に筋肉に負担がかかることで呼吸が浅くて酸素が十分に取り込めなくなり、脳は慢性的な酸欠状態となり働きが鈍くなります。
脳がすっきりした状態で、各器官に神経を通じて必要な伝達をおこなうには背骨をストレッチして伝わりやすい体(柔軟性)を作ることが大切です。
背骨をストレッチすると脳も筋肉もリラックスする
背骨を整えて、猫背の状態・前傾姿勢を修正すると、呼吸が深くなり酸素が脳にも体内にもしっかりとりこめるようになるので体の働きが元に戻り精神的にも落ち着きを覚えます。
疲れがたまり硬くなった筋肉をストレッチすると、全身に血液が流れるので脳の血流もアップし、硬い筋肉もほぐれていくので痛みやコリもストレッチ前よりは軽くなります。体の余分な力が抜けることで体も脳もゆったりした気分になります。
仕事が煮詰まってうまくいかないときや、イライラしているときは、たいてい体に余計な力が入っています。緊張=必要以上に力が入ること、体がこのような時は、実際にマイナスな状況が起こる事が多いです。
背骨をストレッチしてリラックスすることで体に感じる疲れや不調をリセットすると、体や脳がしっかり働きます、体の声に耳を傾けることでその時の心の状態が分かるものです。
背骨の状態は、脳の健康度や体の元気度に直結します、歪んだまま体を使っていると体のあちこちに痛みや不調をかんじてパフォーマンスが落ちていきます。
疲れている、忙しいときこそ硬い筋肉を伸ばしてリラックスさせることで体も脳もゆったりして余裕が生まれて目の前に起こる出来事自体が好転に向かいます。
無理して頑張り続けてしまうと心身は悲鳴をあげてしまいます。体の疲れを楽にする方法の1つに背骨ストレッチで心をリラックスさせる事があることを分かって頂けるとよいです。