体の水がうまく流れないと心が不安定になる
心の病は冷えからくる
腎臓に悪い影響を与える感情は、恐れ、不安、マイナスな思考などです。このような精神状態が続き強いストレスにさらされ続けていると腎臓は弱ってきます。
人はストレスを感じると抗ストレスホルモンを出して体を守ろうとしますが、このホルモンは無限にあるものではありませんしストレスが続くことでホルモンの分泌が追いつかなくなることもでてきます。
この抗ストレスホルモンを出しているのが腎臓の上にある小さな臓器副腎です。常にストレスのある環境にいると、いつもホルモンを出し続けないといけない副腎に負担がかかりホルモンの分泌が追いつかなくなってきます。
抗ストレスホルモンはいくらでも分泌されるわけでもなく、一生のうちでの貯蔵量も決まっています。ストレスがかかることで腎機能が極端に低下して体にとって必要な流れを低下させてしまいますのでなるべく無駄には使いたくないものです。
今の世の中は、人間関係が希薄になり悩みが相談できなかったり、孤独を感じることも多い環境にあります。このようなストレスのかかる精神状態になると腎機能が弱って体の水(血)の流れ(血流)が悪くなりさまざまな体の症状になってあらわれます。
血流が悪くなると、栄養が細胞のすみずみまで届かずに体の冷えを招きますが、心の病気のある方の多くは体が冷えていて体温が低くなり、肩や首がこりの症状に悩まされている方が多いです
腎機能を回復させると心の状態もよくなる
不安、恐れ、ショックといった心の状態が腎機能を低下させるなら、腎機能を回復させるとおのずと心の状態も良くなっていきます。
心の病気のある人の多くは、体温が低くなるので血液循環の流れが悪くなり首や肩もコリを感じるようになり、イライラや不安感といった精神状態になります。
この状態をリセットするためには、心を落ち着かせ心身ともに1日1回はゆっくりとリラックスする時間をもつことが大切です。
焦燥感などの解消にも役立ち腎臓にたくさんの血液が流れていきじん機能アップにつながります。心身ともにリラックスすることで腎臓に良い影響がでてきます。
疲れた時や体がどうにもならないときは、たとえ忙しくて余裕がなくてもひとまずすべてを脇に置いてゆっくり休み、いつも頑張ってくれている体に感謝の気持ちをむけるようにしましょう。
いつもは忙しくて外にしか気が向かなくても、内面に心を向けることで精神が安定し自分の体を労われるようになります。