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疲れやすい人と疲れにくい人の違い

 

疲れにくい人の体は何が違うのか

 

朝早くから夜遅くまで働いて、睡眠時間も短いのになぜか活き活きしている人。
定時勤務で残業なしのスタイルでも朝からだるそうにしている人。

 

こんな光景を目にしたことはありませか?

 

働く時間も退社後の時間も違うのになぜ時間を自由に使える後者のほうが疲れているように見えるのでしょう?夫婦ふたりで自営業、ほぼ同じ時間働いて同じような食事をしても疲れの感じ方に違いがあるのでしょう?

 

私は、その理由として考えられることに「体内毒素の処理能力・体内の水分代謝・体を守る免疫力」にあるように思います。

 

 

体内毒素が排泄されないと人は疲れを感じる

 

私たちは、働いたり勉強したり運動したり食事をするにはエネルギーが必要になります。エネルギーを生産する際には燃えかすである体内毒素が発生します。

 

代表的なものに乳酸やアンモニアがありますがそれが溜まったりうまく処理できなくなると疲れを感じます。

 

疲れを感じなくするためには、体の中で唯一毒素の処理をする肝臓の役目が重要になってきます。

 

肝臓には、血液によって栄養素や毒素が運ばれてきます。きちんと解毒されると、各臓器(腎臓・腸・肺・皮膚)に運ばれて体外に排出されます。

 

しかし、肝臓の解毒能力が低下していると、体外に排泄することができず再び血液に戻り体内をめぐり、循環の悪い場所に集まりその箇所に疲れを感じます。

 

体で発生する毒素を肝臓がしっかり無毒化してそれぞれの臓器を通じて体外にスムーズに排出できるかが疲労回復に大きく関係してくるのです。

 

 

体内の水分代謝をよくすることが健康につながる

 

私たちの体は、60〜80%水分でできています。水分というのは、血液を含む体を流れる体液のことで細胞間を流れる体液も水分に含まれます。

 

細胞というと粒のような塊をイメージするかもしれませんが、細胞は細胞膜という膜に覆われていて細胞内は体内水分の約3分の2を占めると言われています。

 

代謝とは、体に必要なものを取り込んでいらないものを運びだす働きのことなので、体のすみずみまで栄養が届き同時に不要なものが排出されていく流れ=水分代謝がよいと疲れを感じにくい元気な体が維持できます。

 

 

 

元気なときでも免疫力は高いほうがよい

 

免疫というと、病気になった時に体で作られて悪い菌を退治してくれるもの、そのときに体にあれば良いものと言うイメージを持っている方もいます。

 

私のサロンでも、免疫をしっかり高めましょうという話をした時に、今はこれといった病気をしているわけではないので特に必要ないのではとお話になる方もいました。

 

免疫とは、
*体外から体内に侵入してくる異物(ウイルスや細菌・化学物質など)を攻撃して死滅させる
*体内で発生するがん細胞、体内毒素、老廃物を死滅させたり働きを弱めて排除する

 

という働きがあります。いつでも、体の中をパトロールして必要な時にしっかり働くことで私たちに健康は守られています。

 

その働きの中心を担うのは、血液とリンパ液にある白血球です。白血球は、体内で一日に約100万個は発生すると言われるガン細胞をすぐに攻撃することでガンの増殖を防いでいます。

 

体が弱っているときや疲れているときに侵入する細菌、ウイルスに対しても同様の反応をします。

 

この免疫をしっかり働かせるためには、体の中をすみずみまでしっかりパトロールできるように体内の血液、リンパ液、その他の体液の流れをよくしておくことが必要です。

 

マッサージやストレッチで体がすっきりリラックスするのは、こわばった筋肉や皮膚の緊張をほぐしたり伸ばすことで体のめぐりが回復し、不必要なものが流れる、排泄されてなくなるからです。

 

 

疲れを感じなく過ごすのに、免疫をしっかり高めておくことは必須です。疲れにくい人というのは、たまには休む、少しでもリセットして体の巡りを整えることをこまめに上手におこなっているのかもしれませんね。

 

 


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