朝のフルーツで体調を整える
高血圧と塩分の関係
高血圧の原因に塩分の摂り過ぎが言われれることがありますが、その仕組みを説明したいと思います。
食生活で塩分を取ると、体の中にナトリウムが増えて体内では塩分濃度を下げるために水分を溜め込もうとします。
しょっぱいものを食べるとのどが渇いて水が飲みたくなるのは、塩分濃度を下げるために水分を必要とする体の働きですが、水分の増加は血液でも起こりそれが血圧を上げることにつながります。
ナトリウムが過剰になると水を溜めこもうとする影響で体がむくみやすくなります。
むくみが気になる方は、カリウムのを多く含む食品を摂るのが得策です。カリウムにはナトリウムを体外に排泄させる働きがあるのに加え、たまった水分を排泄する利尿作用があるからです。
朝のフルーツが体に良い理由
そのカリウムを多く含む身近な食品としてオススメなのが果物です。
朝の果物は金、昼は銀、夜は銅」といわれているように、朝食でバナナやりんごを食べると体質改善につながっていきます。
果物に含まれる果糖は、活動のためのエネルギーに使われる糖分が多く含まれているので、朝食べることで、すぐに身体や脳を活動的な状態にしてくれるというメリットもあります。
タイプ別食物繊維のとり方
また、むくみを解消したいという意味では、食物繊維を多く含んだ食材もおすすめです。
食物繊維には、胃や腸で膨らみ、腸を刺激すると便通を促す不溶性食物繊維(水に溶けないもの)と、胃腸をゆっくりし移動して糖質の吸収を緩やかにお腹を好きにくくする水溶性食物繊維(水に溶けるもの)があります。
便秘気味の人は不溶性を、体重を減らしたい人は水溶性をとるようにすると、目的にあった食べ方で血液のつまりが解消されむくみもとれていきます。結果として、生活習慣病の予防にもつながりますね。