自分の体調をコントロールするコツ
体調を管理する方法
仕事が忙しくて朝から夜まで働き、疲れがたまって体調が優れず頑張り時に力が出ないなんていう経験はありませんか?
これは、頑張りすぎる=交感神経が常に優位な状態が続き自律神経のバランスが崩れて血流が停滞し、心身ともに流れが悪くむくんでいる状態です。
この状態が慢性化すると、体調不良になりメンタルも低下しストレスがたまり病気のにつながっていくと予想できます。
ここで、ゆっくりを心がける、生活リズムを整えることを無理にでもとり入れれば緊張状態から解放されて気持ちも落ちついてきます。
時間もない中、多くのことを任されたり家事や育児に追われる中で、「ゆっくり」はなかなか難しいことかもしれませんが、例えば意識してちょっと深呼吸をしてみる鏡を見て疲れた自分を労わりその一瞬だけでもホッとしてみる、など小さな努力から始められると思います。
交感神経をうまく利用する呼吸法
自律神経のバランスを整える、というと副交感神経を優位にしてリラックするということばかりを強調してきましたが、交感神経が悪いわけではありません。
体にはどちらも必要な神経で互いに補い合っているので交感神経が働かなくても大問題です。
交感神経ばかりを使いすぎている現代ですが、リラックスのコツがつかめてきたら…
交感神経を高めたいという時は、浅い呼吸を早く繰り返してみます。それだけで、やる気が感じられるようになりませんか?
呼吸を早くするか遅くするか、単純なことですがメンタルと呼吸は深い関わりがあります。
呼吸をすると肺の胸腔という場所の内圧が上下しますが、それが血流、自律神経の働きに影響しているのです。胸腔には、圧力を受けとめる受容体があり静脈の血液量をコントロールしていることが分かっています。
呼吸が少ないと交感神経が働き血管が収縮し、呼吸が多いと副交感神経が働き血管は拡張します。呼吸を意識することで自律神経のつかわけができるようになるのです。
自分の意思ではコントロールできない自立した神経ですが、そこに上手に働きかけられるようになると体調管理もメンタルのコントロールも整うようになります。