便秘とメンタルの関係
便の滞りは心の滞り
便秘の原因は、基本的にはストレスですが腸への影響でみると、腸の働き(蠕動運動)が低下して便が外に排出されずに残り、腐敗した菌が全身を巡り全体的な不調が起こります。
便秘の目安は本人が不快と感じる時なので必ずしも毎日お通じがあることが正解ではありません。
ここで考えたいのが、今改善したい便秘を、心(気持ち)の面でも照らし合わせてみるということです。
広い意味で、便のつまりは心のつまりでもあるのではないでしょうか。それを考えずに溜まった便だけをとり除こうとしても根本の解決にはなりません。最後に下剤で無理に出すしかなくなります。
毎日の生活の中で、心に何か気になることがあるため、腸の働きも低下して便が滞ってしまうこともあるかもしれない。ただ便をどうにかしたいと思ってもうまくいかないかもしれません。
腸が元気に働くように自分を労われてるか、1つの形として便秘にあらわれているのではないか。便のつまりという箇所だけを見ないで生活全体から詰まりの意味を見るようにするとヒントや変化のキッカケになるかもしれません。
心も体もデトックス!
体にたまった老廃物といえば、その代表は便です。便秘がなくなりスムーズな排泄が出来ることがデトックスの中心と言えますが、本当のデトックスはそのことで心もすっきりデトックスできたかということです。
何を食べたら便秘が解消するかが肝心なことではなく、その食事で心がどう変化したかという視点を持つことが大切で心身の健康のもとになります。
大切なのは、心がスッキリすること。それは、交感神経の緊張を緩め副交感神経が働くことで腸の蠕動も促され、結果として腸内環境を良くすることにつながります。
体を変えていくということは、腸を中心に考えて自律神経を安定させて腸を元気にすることではないでしょうか?
腸の働きや腸内環境とメンタルな部分はつながっています。どちらかを極端に追求するのではなく心と体をセットにして全体から不調のサインを見るという視点をもちたいものです。