綾瀬 マッサージ

交感神経優位で腸の蠕動運動が低下

 

便秘=自律神経の乱れということはお伝えしてきましたが、便秘のとき腸はどのような状態になっているのでしょう?

 

便秘の人は間違いなく腸の全頭運動が低下しています。

 

腸の蠕動は、副交感神経が優位なときに活発になるので普段の生活で交感神経の優位な状態が続くと便秘になるのは当然といえば当然。

 

食べ物よりも生活のリズムや精神的な事の方が便秘の要因になりやすいのです。

 

便秘の人は一刻も早く、今の状態から抜け出したいと思うでしょうが、ここで腸の蠕動運動が活動するよう腸内環境を整えるには、整腸剤がおすすめです。

 

いろいろ試しているけど便秘が改善しないという方は、腸内環境を整えることがうまくできていません。善玉、悪玉とある腸内細菌もバランスが大事で便秘だけに限らず心身の滞り(むくみ)を感じている人は、腐敗を起こす悪玉菌が増えその分ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌の割合が減少しています。

 

腸内細菌とは、食べ物の消化を助ける役目をしますが、特に優れた働きをするのがビフィズス菌や乳酸菌です。これらの菌の割合が減ると摂取した栄養素が十分に消化吸収されなくなるので体に良いものを食べていても低栄養状態に陥り腸の蠕動も低下してしまいます。

 

運動が低下するだけでなく、腸の中で十分に消化しきれなかった栄養素が残り長くとどまる事で腐敗が進みます

 

これが腐敗を起こす悪玉菌なのです。

 

朝の調子が良い=蠕動運動ができていて腸に善玉菌の割合が多い場合のときは、消化吸収、いらなくなったものの排泄がスムーズにおこなわれる。

 

蠕動運動が低下しているとき=交感神経の優位な状態が続き十分に消化吸収が行われないと悪玉菌が増えて腐敗した栄養が毒素を出し血液を汚してむくみの原因になり、便秘、朝のむくみが起こるのです。

 

腸内環境を左右する腸内細菌には、善玉菌悪玉菌日和菌の3種類の菌が住みついていて、食べた物や排泄の状態により菌のバランスが日々変わります。

 

暴飲暴食、ストレスや睡眠不足で生活リズムが乱れたり疲れがたまると、腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が増えて胃腸の不調や便秘、下痢などの症状としてあらわれます。

 

仕事や家事、育児・介護などでハードな生活が続いている方は、腸のなかで善玉菌として働き腸内環境を整えてくれる乳酸菌が入った整腸剤を使って腸内細菌を助けるのも1つの方法です。

 

整腸剤を単に出すための道具としてその場しのぎに使うのではなく、腸のむくみをとり自律神経の働きを回復させるために使い、リズムを取り戻すことができれば、下剤等に頼ることもなくなっていきますね。

 

便秘と漢方薬

 

病院の医師の処方する薬は、基本的に体の痛みを抑えたり軽減する効果がありますが一時的なもので根本的な回復に向けたものではないことが多くあります。

 

一方、中国から伝わり日本で独自に発展した伝統医学の漢方は、「どんな病気も体全体のアンバランスによって起こるもの」という考え方で、本来もつ自己治癒力を高めるために使われています。

 

体の冷えやだるさなど西洋医学では対応できない症状にも有効なので、漢方に興味のある方は、まず漢方の取り扱いがある医師に相談して症状に合わせたオーダーメイドで処方してもらい服用するという方法もあります。

 

自分にあったものをうまく取り入れられたら、心身の流れもスムーズに動くようになるはずです。


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