体によいことを真面目にやりすぎない
最低限のことを守り、少々いい加減なくらいがよい
真面目な人ほど病気になりやすい、と聞くと思い当たる節はありませんか?
体調を整えるために、健康に良いと言われる食事法を力を込めて試してみたり、週に3度は運動すると決めてジョギングをして逆に体調を崩したというような人は、少々頑張りすぎて自律神経のバランスがうまくいっていないのかもしれません。
真面目は人は、そもそも交感神経が優位になりすぎる傾向にあるため、それだけで滞りやすくなることがあります。
自律神経のバランスを整えるコツは、最低限のことを守りあまり無理はしないことです。出来ない時があっても自分を責めずに例えて言うといい加減になることが大事。
元来の性格とは逆の気のもち方がすぐには落とし込めないかもしれませんが、リラックスしてほどほどで生体のリズムに戻り過ごすのが人生を楽しむコツです。
いつも元気な人は上手に羽目を外す
いつも元気そうな人、仕事のできる人は、忙しい日々の中でもわずかな時間の楽しみ方をもちリラックスを心がけています。
体調が良ければ、羽目を外して遊ぶことや、または残業で仕事を片付けるときもあります。一方、疲れがたまっているなと感じれば夜は早めに仕事を切り上げてリラックスに充てる。体の声に耳を傾けることで無理をしないように調整して元気でいられたり仕事のパフォーマンスを維持するのです。
これは、上記した「体によいことを真面目にやりすぎない」に通ずる話ですが、結果として頑張りすぎるのではなくオンとオフを上手に使い分けたほうが自律神経の働きも良い状態が保てることが分かります。
慣れないうちは、忙しさのなかにリラックスを取り入れるのはむずかしいと思いますが、疲れを溜めにくい体で心地よく過ごすための近道かもしれません。
体調管理の目安は一番元気だった頃の体重
体調が良い状態とは具体的にどのようなときのことでしょう?
その目安になるのは、自分が一番元気だった時の体重です。
現状の体重と元気だった時の体重が大きく異なる方は、まずは1ヶ月で○キロ減を目指すというように無理のない減量を目指すことをおすすめします。
普段の体重(元気な時の体重)がキープできていれば、普段食べない夜に甘いケーキを食べてもOKでしょう。こうしたちょっとしたご褒美は、自律神経にもプラスに働くのです。
体重が少しでも増えていたら、ケーキは我慢して夕食を腹八分に減らしてみる。そうして調整して、体重計に乗ってみて調子の良い時の体重とその日の体重を比べてみます。
こうした体調管理ができてくれば、自律神経が大きく乱れたりだるさが続いたりといった不調も徐々に軽くなっていくでしょう。ここでも、真面目にやりすぎないは基本です。
一日ずつの変動に一喜一憂せず、1週間単位で調整しながら体調管理を実践していくことがポイントです。
体重を管理できるということは、体調管理ができることと同じです。歳を重ねても、相応の元気さを保つことができるでしょう。
体重の乖離が大きい方は、無理せずストレスを溜めず、でも少しずつ自分を律して体重ダウンさせる良いチャンスになりますね。