自律神経のバランスを整える基本
自律神経のバランスが崩れる理由
不規則な生活習慣や遅い時間に食事をする習慣は、消化力が落ちて腸に負担がかかり蠕動運動も低下してしまい便秘がちになります。
本来休まるはずの時間に腸はストレスを感じて、それが食べ物の消化吸収に影響し、消化吸収を司る自律神経のアンバランスを招きます。
ストレスを放置したまま、糖質制限やタンパク質の摂取など食事面を改善しても血流の乱れは解消せずに体へのダメージは大きいまま。大切なのは、何を食べるかよりも食べる時間に注意して日常生活のリズムを整えていくことです。
あれこれ頑張るのをやめてリズムを整えてみる
3食きちんと食事する、朝はフルーツとヨーグルトを食べる、パンよりもご飯にする。今の不規則な食生活を改めて、カラダの不調を改善したい場合、自分にとって続けるのに無理のある習慣はやめてリズムを守ることを続けられるように意識をおくとよいでしょう。
たまには、朝はコーヒーしか飲めなかった、お腹がすいてご飯をたくさん食べた、ちょっと遅い食事の日があった。こんなこともありです。ただ、あくまでも日常のリズムの中でたまにずれてしまうことはOKということです。
良いことだけをなんとしても続けようとガチガチになってしまうと、またそこで腸がストレスを感じ自律神経のリズムの乱れに陥ってしまいます。
仕事や育児、介護、家事の忙しさ、やむを得ず時間に追われる日々の中であれこれ頑張り続けなくてはなりません。でも、そうすると交感神経が過剰になり、緊張状態が続いて心と体のむくみを引き起こしてしまいます。
日々の忙しさの中でも、ほんの一瞬でもゆるりとした気持ちになり、体に本来備わっている24時間の中の生活リズムに沿って元気に過ごしたいものです。
疲れているときこそ体内時計をリセットしよう
不規則な生活習慣で腸の消化吸収に負担がかかったり、毎日のように夜ふかしをしていると体内時計のズレがどんどん大きくなり、その結果ホルモンの分泌や新陳代謝が滞ります。
体内の生理的な活動を担ういわゆる自律神経の働きは、24時間のリズムで営まれていますが規則正しい生活をしていたとしても若干のズレもあり、調整するために体内時計は常にリセットされています。
朝の日差しには、脳内のセロトニンを活性化してリラックスする効果があると言われています。
あと少し寝ていたい時でもちょっと頑張って余裕をもって目覚め、日差しを感じることで朝の出だしを心地よいものにしてくれます。
早起きをして日の光を浴びると体内のリズムが整い自律神経のバランスも整いやすくなります。
自然のリズムに合わせて過ごすことができれば体が変化していくことを実感できるのではないでしょうか。